研究活動

2018年11月6日(木) 体育1年「鬼あそび ~しっぽとり~」

体育は,子どもたちが楽しみにしている教科の1つです。リレーやサッカー,跳び箱など,どんな単元でも,ある程度準備をすれば,45分間子どもたちがそれなりに楽しく活動することができるかもしれません。

しかし,子どもの動きを変えるために,教師が意図的な場設定を行うことが重要であるという提案をされたのが,今回の授業でした。単元の全数時間の指導時間の中で,いつ,どのタイミングで「どのような場所を設定するのか」「どのようなルールを設けるべきなのか」「どんな教具を扱うことが望ましいのか」について,試行錯誤を重ねた授業提案となりました。

子どもたちの実態に応じて,どれに着目するのか,は変わってきます。本時の場設定は,「円の中でしっぽとりをする」「しっぽを取られても新しいしっぽをつけて再度参加できる」「前時で使っていたしっぽよりも,長いしっぽを用意する」というものでした。

また,評価が難しいと言われる体育科の課題を分析するために,本時では,参観者の先生方がそれぞれipadを持ち,子どもたちの様子を撮影し,その映像をもとに「子どもたちの動きが変わったといえるのか」と具体的な子どもの姿をもとに討議を進めることができました。

体育科では,「めざす動きを身に付けるための場設定」に着目して,今年度は研究を進めています。2月の研究発表会では,どんな「場設定」が提案されるのか,楽しみです。

 

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