研究活動

2021年11月11日(木)体育5年「走り幅跳び」

従来の走り幅跳びの授業では,助走の勢いを落とさずに踏切足を合わせることへのアプローチが主に取り組まれてきました。

練習の工夫では,『場・用具・ルール』のアプローチを変えることによって,さまざまな学習が行われると考えられます。

今回は,練習における場設定や使用する用具やルールを子どもたちで考えてみようという活動を行いました。

この単元の間に,自分たちで走り幅跳びについての調べ学習をさせたり,走り幅跳びに関わるサイエンス動画も学ばせたりしていきました。

練習の場面では,体育倉庫にある用具を活用し,各グループが練習の場を設置していきました。

具体的には,「助走・踏切準備・踏切・空中動作・着地」の5つの局面について,児童なりに根拠を持って準備をし,グループごとに動画を撮るなどして学習を進めていきます。

走り幅跳びの伸びの記録は,単元の初回と最終回でのみ計測をします。

計測した記録はグラフで示し,視覚的に記録の伸びを分かるようにしました。

走り幅跳びのめあて図

授業後の討議会では,

「子どもの具体的な動きの変容をみとるのは難しい」ので,グラフの伸びをもっと活用し,ICTで自分たちの記録をデータ化していくことができれば,よりグループの練習と個人の変化の相関が可視化しやすいかもしれないという考えや,

文科省の示す体育の学習でも練習法の意図を学んだり,記録の向上もできるはずなので,そことの差別化を強調する必要があるといった意見がみられました。

 

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