2019年11月21日(木) 算数5年「単位量あたりの大きさ」
算数科
本時では,部屋の混み具合の比べ方を考えることを通して,平均と単位量の考え方が同じであることにせまることがねらいでした。まずは,人数かたたみの枚数のどちらかをそろえれば比べられることを確認しました。
子どもたちは,人数か枚数をそろえるための,公倍数の考え方,1枚あたり,一人あたりといった考え方を発表ボードにまとめました。子どもたちが基本的なことを捉えられるように,教師の支援として,発表ボードの提示する場所,見せる順番を考え,黒板を整理しました。
最後に,『1人が1枚使うとして,残ったたたみの枚数で比べる』という考え方を提示しました。子ども同士,「この考え方でも比べられるんじゃない?」「いや,これでは比べられないんじゃない?」という議論になりました。
そこで,状況がわかるように,たたみの部屋の図を切って,実際に人に分ける様子を見せました。すると,「残ったたたみも人数で均等にわけないといけない」という発見に至りました。
子どもたちが新しい視点を発見するための教師の支援や単元構成について,授業後の討議会でも議論が深まりました。