第7回 STEAMDAY
PTA広報だより
今年度最後のSTEAMDAYが、今月も15日に行われました。
1・2年生は、ペア遠足の校外遠足となりました。
来年度には、トリオ活動においてリーダーとなる2年生。1年生の意見を聞きながら、リーダーとして下級生をリードしていく練習を行います。2人1組で、1日の計画を立てて楽しい1日を過ごしました。
3年生は、「STEAMにちなんだ7つのミッション」に挑戦しました。
例えば、A:ArtsとM:Mathematicsの融合ミッションで、並べて模様を作ったり、積み重ねて立体を作ったりします。それらを一人でするのではなく、グループでミッションをクリアするために協力して取り組みました。
限られた時間で、グループの仲間と協力し、試行錯誤している姿は真剣そのもので、ミッションをクリアした時には達成感でいっぱいの笑顔がたくさん見られました。
4年生は、助産師さんに「命」についての授業をしていただきました。
10歳の子どもたちは、今、子どもから大人へと心も身体も近づく思春期の橋を渡り始めた子どもたちは、うれしい反面、不安なことも多い時期です。大人に近づく嬉しい気持ちに共感し、不安にはどのように向き合うかについてをお話してくださりました。最初は緊張で少し固い表情の子どもたちでしたが、助産師さんの雰囲気とお話に魅了されていました。
お話の後には、赤ちゃん人形の抱っこ体験や妊婦ベストを実際に着てみる妊婦体験を行いました。赤ちゃん人形を目の前にして、「かわいいけれど、抱っこするのは怖いな。」と言いながら、本物の赤ちゃんを抱っこするかのように愛おしそうにする姿や妊婦ベストを着用した際のお友だちを気づかう姿から、助産師さんのお話の内容がしっかりと入っていることを実感すると同時に、子どもたちの心根の優しさがとてもよく表れている場面でした。
最後に助産師さんから「あなたたちは、すごい確率でこの世に産まれてきたんだよ。今、ここにいてくれて、産まれてきてくれてありがとう!」と言われると、少し照れくさそうに子ども同士顔を見合わせている姿は、とても微笑ましい光景でした。
さて、5年生は「SDGs ブロッサムロード」の作成を行いました。
自宅で使わない紙袋や包装紙を持ち寄って、桜を作ります。大きな桜は画用紙などを使用しますが、小さな桜は廃材を利用します。包装紙の柄や色をうまく利用して、桜に様々な模様をつけていきました。それらの大小の桜を組み合わせて、花飾りの完成となります。
これは、新1年生をお迎えするための花飾りです。早速、1年生の廊下に吊り下げられると、一気に春爛漫の雰囲気となりました。完成されたブロッサムロードを見ると、思わず「わぁ、素敵だね。かわいいね。」と思わず声が出てしまいました。
4月、ご来校の際には、新たな仲間の入学を心待ちにする5年生の心のこもった「SDGs ブロッサムロード」を皆さん、ぜひ楽しんでくださいね。
毎月15日、「今月のSTEAMDAYは、何をするのかな?」と楽しみにしていた子どもたち。学年が上がるにつれ「次は、こういうことがしないなぁ。」と、先生方に提案することもありました。先生方は、子どもたちに教科の枠を超えてどのような力をつけて欲しいか、子どもたちの学びの意欲の関心はどこにあるのかなどを考え、毎月魅力的なSTEAMDAYのテーマを子どもたちに提示してくださりました。子どもたちが目をキラキラとさせてSTEAMDAYの学習に没頭できましたのは、先生方のご尽力のおかげです。子どもたちに様々な経験をさせてくださいました先生方に深く感謝申し上げます。