防災学習を行いました
PTA広報だより
東日本大震災から丸13年となる3月11日に防災教育と避難訓練を行いました。
各教室で、通学路や学校・自宅で被災した際のシミュレーション動画を見て、どのような被害が起こる可能性について確認しました。地震の映像や音に驚きを隠せない子どもたちの表情が印象的でした。
そして、「自分の命は自分で守る」ため、どのような行動をとるべきかを話し合いました。地震発生から1分間の行動が特に大切になってくるので、「まずは低く、頭を守って、動かない」ことを徹底する必要性を学びました。
防災学習の後には、防災給食として長期保存食のおにぎり、お味噌汁、羊羹をいただきました。
先生から「防災食が届きました。避難所では、君たちがお食事を配布するお手伝いがあるかもしれません。よく考えて配ってみてください。」と呼びかけられ、いつもとは違うシチュエーションで給食配膳が開始されました。何でもやってみたい気持ちが先立つ子どもたちですが、配布する人、配布されるのを待つ人など各々が今できることを考えて行動することを意識しているように見えました。
お昼休みになると、避難訓練が告知なしに開始されました。校庭で遊んでいる子、教室で給食の片付けを行っている子、お手洗いに行っている子など様々な場所にいる時に地震が起こった想定です。
先立って行われた防災教育の成果でしょう。子どもたちは、「まずは低く、頭を守って、動かない」を意識し、行動できていました。
最後は、先生の誘導のもと校庭に集まり、東日本大震災で亡くなられた方へ黙祷を捧げました。その後、校長先生のお話を聞いて避難訓練を終了しました。
また、先生方は訓練において、取り残された子どもたちがいないかの確認を念入りにし、子どもたちが怖がらないような声がけを細やかにしてくださりました。
有事の際、今日の学習を少しでも意識した行動ができることを願っております。防災教育において「自分の命は自分で守る」ための知識を、そして避難訓練の場では実践という貴重な経験を子どもたちに与えてくださいました先生方に感謝申し上げます。