研究活動

筝の響きに親しもう!(5年生)

「日本と世界の音楽に親しもう」の単元から、和楽器の響きを感じとりました。

「春の海」(宮城道雄作曲)の鑑賞では,原曲の箏と尺八で演奏された楽曲と,ハープとフルートで演奏された楽曲を聴き比べました。こどもたちからは,原曲の方が「筝の響きが重々しくて桜吹雪のような感じがする」「ハープのふんわりした音に比べて筝はつめが弦に当たる音が時々きこえて締まりのある音に聞こえる」といった意見が出ました。筝の音色について,それぞれの感性を働かせて,様々なイメージと共に音色の特徴を言葉で表現していました。

その後,実際につめをはめて筝を体験しました。「意外と弦がかたい」「隣の弦に移るときは少し力を抜くとやわらかい音が出る」と体の感覚的にも新しい発見があったようです。普段間近で見ることの少ない楽器だけに,みんな興味深々でした。さらに,体験した後にもう一度楽曲を聴くと,リズムや旋律の動きを聴き取って,「この部分はすごく手の動かし方が難しそう」などと,曲想と奏法の関係に着目している子もいました。

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