トリオフェスティバル
PTA広報だより
１〜３年生の交流の場であるトリオ活動は、今年で４年目となり、子どもたちの大好きな活動の一つとして根付いてきています。毎年４月にトリオ班が発表されると、３年生は「今年はリーダーだ！」と少しの不安と大きな期待で胸をいっぱいにし、２年生は「１年生の身近なお手本になれるかな？」とドキドキしています。そして、１年生は「トリオ活動って何をするのかな？」と楽しみで仕方ないという無邪気な笑顔でいっぱいです。
現在のトリオ班は１年生に学校のことを教えてあげることに始まり、様々な活動を通して交流を深めてきましたが、９月からは新しいメンバーで活動します。そこで、現在のメンバーで楽しい思い出を作れるよう先生方が、今年度もトリオフェスティバルを開催してくださいました。
トリオフェスティバルでは、「えいごであそぼ」「リズムであそぼ」「プールであそぼ」など５つの活動を行いました。すべての活動をスムーズに行えるよう３年生が、１・２年生の希望を聞きながら活動の順番を考えます。しかし、実際に活動場所へ行ってみると、定員オーバーなど予定通りに進まないこともあります。また、活動を行いたい希望がそれぞれに違い、折り合いがつきにくく、どのように動くべきか悩んでいる班もありました。そのような時には、先生方のタイムリーなご助言のおかげで、子どもたちは気持ちを切り替えて次の活動へと向かっていました。
５つの活動のなかには、PTAレクリエーション委員会の「ジェスチャーゲーム」「さかな釣り」「たまいれ」がありました。慣れ親しんだ保護者の方々がゲームを進行してくださることもあり、子どもたちはいつも以上にリラックスした雰囲気で活動していました。
トリオフェスティバルは、子どもたちにとって非日常で楽しく休憩をとることを忘れがちになります。そのような子どもたちの特性を先生方は熟知してくださり、「お水を飲みましたか？」「休憩をとりながら楽しみましょうね」と、様々な場所で声をかけてくださっていました。しかし、声かけだけでは休憩をとり忘れる子どもたちのために、休憩を兼ねて思い出の１枚を写真に収める「写真撮影コーナー」を作ってくださいました。
夏休み明けからは、新たなメンバーでトリオ活動がスタートします。楽しいこともあれば、班内で折り合いがつかずうまくいかないこともあると思いますが、それもグループ活動の醍醐味です。低学年の異学年交流を通して意思疎通を円滑に行う難しさや楽しさ、そして学年を超えたつながりができる喜びを感じながら本校でしかできないトリオ活動における学びを深めていってほしいと願っております。
このような貴重な機会を子どもたちに与えて、細やかなご指導をしてくださいます先生方に心より感謝申し上げます。
