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理科:ノートの初期指導その2

 「風とゴムの力のはたらき」の実験は、講堂で行いたいと考えていたため、プール開き前までに実験を終わりたいと計画していました。そのため、ノートのページが、前後してしまいましたが、子どもたちの成長のようすは、ご覧いただけると思います。

 今回は、『考察のかき方』について、指導しました。教科書では、「結果」ー「考察」ー「まとめ」の段階で示されている内容が、似ているため、なかなか、その段階での思考の違いが、わかりにくいかと思います。

 そこで、今回は、「ゴムの力のはたらき」の時に、『考察とは?』という説明を行い、その後、各自考察を書かせました。子どもたちが書いていた『考察』を分類し、それらを示した後に、再度「風の力のはたらき」の実験の考察を各自書いてみました。(それぞれの思考の分類を私が赤ペンでメモしています。)

 子どもたちには、「学ぶことのはじめは、まねぶこと(まねをすること)」と話し、『考察のかき方』については、「今すぐ、できなくてもいいよ。でも、少しずつ、書けるようになるからね。ちゃんと、お友だちから学んでごらん。」と話しています。

 毎回、このように意識しながら書くうちに、必ず力をつけてきます。大切なのは、焦らず、根気強く、見守りながら指導していくことだと思っています。

 ノートに書くことは、思考を整理することです。また、さまざまな表現力を身につけることもできます。理科のノートで、書く力を身につけることができれば、その力は、他教科へも転移します。

 第2理科室の掲示板には、ノートの例が示してありますので、学校に来られた際には、ぜひ、ご覧ください。(第1理科室前には、現在5年生の理科ノートが貼ってありますので、それと比較することで、子どもたちの今後の成長をイメージすることもできるかと思います。)

 

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