これまでの学習を振り返えるためには…
5年生
社会の学習では、暖かい気候の地域である沖縄県の人々のくらしと、寒い気候の地域である北海道旭川市の人々のくらしについて、学習してきました。先に沖縄県について学習し、後から北海道について学習しており、その地域の気候とその気候に合わせたくらし、農業や観光の特色について、それぞれ調べてきました。
今回の学習では、北海道旭川市の農業や観光の特色について調べました。どちらの地域も同じ内容を調べ終えたので授業の終盤に、「明日からもし沖縄県か北海道に引っ越さないといけないとしたら、どちらがよい?」と子どもたちに問いました。しかし、ただ個人の感想を言うだけでは、社会の学習として意味がありません。なので、考えるにあたって、必ずこれまでに学習したことを根拠にして、自分の考えをもつように言いました。学習したことを根拠にすることで、これまでの学習を自然と振り返っていくことでしょう。
考えるとき、すぐに数人の子たちが、自分のノートをペラペラとめくっていました。これまでの学習を振り返るには、自分の学習の記録であるノートが一番良いですね。しかし、いざ振り返ろうとしたときに、しっかりとノートを書いていなかったり、ていねいな字で書かれていなくて読めなかったりすると、振り返ることができないですね。普段のノートをしっかりとていねいに書くことはこういったことからも大切です。
意見を交流すると、
「沖縄県は海がきれいだし、寒くないから過ごしやすそう」
「でも、沖縄県は台風がよく来るし、雨が多いのも困る」
「北海道だと新鮮なお米が食べられそうだし、家も防寒対策している」
「だけど、除雪作業がとても大変そうだ」
など、これまで学習したことを様々な視点で考えていました。また、これだけの情報だとわからないからもっと調べてみたいと振り返りに書いている子もいました。判断するためには情報が不足していることに気づくことや、自分が興味をもったことをさらに調べる姿勢は、とてもすばらしいなと思います。
ちなみに、この授業の話を5年生担任団でしていたら、3人の意見は真っ二つになりました。そこから、
「社会一般的にどっちが多いのかな…?」という話になりました。
ということで、保護者の皆様に、ぜひともどちらがよいか聞かせていただきたいと思います。
答えていただける方は、こちらのフォームよりお願いいたします。
結果については、子どもたちには社会の授業で、保護者の皆様には、6月の学年集会のときにお知らせいたします。ぜひとも、よろしくお願いいたします。