相手に伝えるためには
4年生
国語科の学習では、説明文の「アップとルーズで伝える」の文章から
論理的な文章とは、どのようなもなのかについて学習しています。
授業を進める中で、
「筆者の主張は、どの段落なのか」についての議論がヒートアップ。
今まで以上に、つぶやきが広がり、挙手の人数も増え、
自分の考えを周りに伝えようと必死になっています。
初めのうちは、自分の意見を述べる際には気持ちが先行してしまい、
「絶対、6段落は、筆者が主張している」と発言していました。
子どもたちにありがちな「絶対」という言葉をつかい、
根拠もなく述べているだけでした。
ですが、議論が進むにつれて、発言の仕方も変わってきて、
「12、13、14行目に、~~の文章があるから、この段落は筆者の説明だ。」と
根拠をもって、発言するように変わってきました。
そうなると、議論が空中戦で終わらずに、本文を見ながら、
根拠はどこだと探すようになり、たとえ、発言をしていなくても、
ノートを見れば、きっちりと自分の考えを表現することができました。
今朝の子どもたちは、学校に来るなり、「先生電車の中でも、作戦を
立てたんだけど…」、朝の用意をしながら、「やっぱり◯段落だよね。」
と子どもたちの探究は止まりません。
相手を説得するには、気持ちを先行させて述べるだけではなく、
根拠をもって、論理的に話を組み立てる子に育ってほしいと思います。