保護者専用

授業のようす3(1の1)

 今日は、ひとりひとりが考えた「つながっているもの」を発表する時間でした。

 昨日の2組と同様、「全員発表できるよね」の空気だったので・・・(笑)全員発表できました。ただし、この時に、発表する側が「えっと・・・あの・・・」とすぐに発表しなかったり、「それから・・・それで・・」と話が長かったりすると、聞いている側も、どんどん飽きてきてしまいます。つまり、発表する側には『相手が聞きたくなるように話す技能』が求められます。ここでは、しっかりとした文章で話すということよりも、「面白そう」「聞いてみたい」と思ってもらえるような話し方が、求められているのかもしれません。

 抑揚をつけたり、強調したり、時には身振りや手振りをつけたり・・・こんな話し方も、できるようになってほしいと思います。(来年の学芸会の劇でも役立つスキルです!)

 また、せっかく発表しても、その反応が返ってこなければ、少し寂しい気持ちになってしまいます。私たち大人は、子どもに「発表しなさい」と求めますが、子どもからしたら、発表して楽しかった!という経験がなければ、発表したいという気持ちには、なりません。そのためにも、聞く側からの反応は、大切になります。ですから、聞く側には、『聞いた内容に応じて、瞬時に反応する態度』が求められます。(1年生の場合は、ここでも『技能』面が強いかもしれません。)

 でも・・・

 「(私が見つけたつながりは)1年間です。」

      「おおお~」「オッケー!」「わかる~」

 「(僕がみつけたつながりは)れきしです。」

      「おおお~」「オッケー!」「わかる~」

と、発表も反応も、どんどん単調になってきてしまいました。

 もちろん、1年生の経験値では難しいかもしれません。でも、これは、普段から、子どもたちの話に対して、まわりの大人がどんな反応をしているのか・・・で、向上していくスキルです。ぜひ、おうちでも、お子様の話に対して、様々な反応を返してあげてください。

 また、今日は、「話す前に、一言『みんな、聞いてる?』と尋ねたり、『みんな、聞いてね~!』とアピールしたりしてもいいんだよ。」と指導しました。普段の会話なら、「ねえねえ」と呼びかけたり、「ちょっと聞いて!」と声をかけたりします。なのに、発表の時に、それが全くなくなってしまうのも変な感じですよね。

 合わせて、リズムよく発表が進まなければ楽しくないこと、授業は、先生だけが話してつくっていくのではなく、みんなが話してつくっていくものだということも、伝えました。

 今日は、このような内容で授業が進んだので、実際の設計図は、まだまだ、かき始めたばかりです。子どもたちが、来週また、どんな姿を見せてくれるのか、楽しみです。

 

 

 

 

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