保護者専用

授業の様子(1の2)

   「せかいの こどもたち」という題材で道徳の学習をしました。これは「国際理解、国際親善」の「他国の人々や文化に親しむこと」という学習内容です。グローバル化が進展する今日、他国の人々や文化を理解し、それらを尊重する態度を養うことはとても大切です。そこで、まず、道徳科「にほんのあそび」と生活科「むかしからのあそびをたのしもう」を関連させて日本の良さに気付くことからスタートしました。そうすることで、日本の良さを再確認し、世界のそれぞれの国にも独自の伝統と文化があり、他国の人々や文化に親しもうとする心が育つのではないかと考えました。

 この学習の前に、子どもたちに「知っている世界の国の名前アンケート」を行うと、日常生活では馴染みのない国も含めて72カ国も挙げられ、世界の国の名前に興味をもっていることがわかりました。しかし、ヨーロッパ大陸とアメリカ大陸の国の名前を書いている子が多く、知っている国に偏りが見られたり、北海道や沖縄などを世界の国の名前として書いている子もいて、まだ、1年生の段階では、自国と他国をまだ分けて捉えることが難しかったりするんだなぁとも感じました。

 この教材「せかいの こどもたち」は、自分たちと同じ年頃の子どもが学校で勉強したり、食事をしたり、遊んだりしている様子などの写真が掲載されています。6枚の写真は、アメリカ・チリ・パプアニューギニア・トーゴ・フィンランド・ネパールの子どもたちの様子で、写真の中の子どもたちがどんな場所で何をしているかを考えたり、どんな気持ちで何を話しているかなどを想像したりして、それぞれの国によって多様な人々や、多様な文化があることに気付くことができました。その後、自分たちと同じところや違うところに着目して一緒にしてみたいことを考え、他国の人々への親近感をもつこともできました。

 学習のまとめでは、今日の6つの国だけが世界じゃないこと、そして、この写真がその国の全てではないことを伝え、その国の本を読んだり、将来その国へ行ってみて、自分の目で実際に確かめてほしいことを話しました。

子どもたちの目が世界に向いている今、「先生たちのおすすめの本」vol.05(2月2日HP)で紹介した、「世界のともだち」シリーズの本で、お子様と一緒に世界旅行を楽しむのもいいのではないでしょうか?

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