おかげ3で
2019年度
令和2年3月19日–
本来であれば今日が3年生としての最後の登校日でした。
そんな日を思わぬかたちで迎えることになりました。
3学期のはじめ,子どもたちから「お別れ会がしたい」との声があがり,それに向けて休み時間に出し物の練習をしている子がいたのを覚えています。
その姿を思い出すと,良い形でお別れ会ができなかったことは本当に残念でなりません。
さて,この1年,「おかげさま」という言葉をテーマにして子どもたちのことを考えてきました。
142期のみんなが目の前のことを受け入れ,柔軟かつ前向きに取り組むために必要な「心」を身につけてほしいという願いからこのテーマを決めました。
1年間を振り返ってみると,言葉通り前向きに取り組む142期生の姿をたくさん見ることができました。
我々担任は,最も近いところでその成長する姿を見て,142期生の成長に刺激をもらいながら1年間を過ごすことができました。
とても幸せなことだと自覚しています。
この予想できなかった休校になるような状況を142期のみんながどのように受け止めているのか–。
きっと,「寂しい」や「学校に行きたいなぁ」など,それぞれの気持ちで過ごしていることでしょう。
でも,こんな状況だからこそ「おかげさま」の気持ちで目の前のことを受け止めてほしいと思います。
突然,休校になった「おかげ」で…
友だちの大切さに気づくことができたのではないでしょうか。
学校に行けることが当たり前じゃないことに気づくことができたのではないでしょうか。
わかりませんが,
休校にならずに,3学期を過ごしている中だと自覚できなかったことかもしれません。
この休校が大切なことに気づかせてくれたのでしょう。
この気持ちを忘れずに4月からの学校生活の1日1日を大切に過ごして欲しいと思います。
春休みは次の学年に向けての準備期間です。
3年生での思い出や学んだこと,できなかったことをふりかえって,4年生に向けて目標を立ててみましょう。
少し長い春休みとなってしまいましたが,その分新学期に良いスタートダッシュを切って,新教室へと駆け上がる皆さんに出会えるのを楽しみにしています。
本当に1年間ありがとうございました。
142期のみんなと保護者の皆様のおかげで楽しく過ごさせていただきました。