保護者専用

普通の一日

今日もいつも通りの一日でした。

算数は「場合の数」の学習が続いています。全体の場合の数(行き方)を出し「安い」・「早い」の視点から、どの行き方を選択するのかを考えました。ですが、実際の場面では、この情報だけで行き方を選択しているわけではありません。混雑具合や目的に応じて、何分前に到着するのかを決めたり、どの乗り物を選択したりするのかを考えているはずです。本物の場面に近づけるために、混雑具合や目的(試合に出場する)、集合時間と出発時間の提示をしました。すると、子どもたちの価値観がバラバラなので、重きを置くポイントが違いました。

「ゆっくりでも良いから、座りたいからバスを選ぶ。」

「試合前は緊張するから、早めに着きたいから電車を選ぶ。」

「アップを入念にしたいから、一時間前に到着するように考える。」

など、与えられた条件と自分の性格や価値観に応じて、重きを置くポイントを変えていました。教科書の場面から本物の場面に置き換わるだけで、本物感が増し、どうしようかと真剣に悩みながら考えている姿が印象的でした。

今では乗換案内やマップのアプリが充実しているので、瞬間的に行き方を選択することができますが、提示された何通りからの行き方を自分の視点(金額や時間だけではない)で決められるようになってほしいです。

社会では、お笑いと文化の融合。理科では、家の塩を用いての実験。国語では、物語教材を深く読み解く。とどの教科とも教科性だけではなく、色々な視点から教科を深く見つめていました。

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