保護者専用

体育✖️ICT

今日の体育の授業から、新しい単元に入りました。時数自体は3時間と短いですが、大学の先生からの研究依頼という形で心拍数を計測するデバイスを着用しての授業となっています。

使用するにあたり一番効果的な学習(子どもにとって有益なもの)は何かと考えたときに、体つくり運動の「動きを持続する能力を高めるための運動」が一番メリットがあると考え、「ペース走」(無理のない速さで一定の時間を走る)の学習を行うこととしました。

ただ走るだけでは辛いですが、今回は心拍数を計測するということで、子どもたちもしんどいながら前向きに一生懸命走っていました。試しの運動の時にはペースを掴むことができずに、早く走ってしまったり、ペースを調整するために止まってしまったりと難しそうにしている人がたくさんいました。ですが、何度か繰り返すことで自分のペースを掴み5分間走ることができました。

実際に活動してみると、長い距離を走るにつれて心拍数が上がっている人が多くいました。ですが反対に、中には距離が延びるほど、心拍数が安定し、下がってくる人もいました。いわゆるランナーズハイだと見てとれました。数値から分析できるので、友だちとの比較にもなりました。

男女のペアで学習を進めていきましたので、ペアの友だちが走っているときには、「ペースが速くなっているよ」や「心拍数が速くなっているから落ち着いて走ろう」などの声かけをする場面がみられました。友だちの心拍数が上がったり下がったりすることで、いつもとは見る視点が違っていました。

1周ごとの声かけや走り終わったときのデータから、「次は、もう少し速く走ったほうがいいね」や「心拍数は早いけど自分は疲れている感じがないからまだ走れそう」など自己評価や他者評価をしている場面がみられました。まさに体育の授業で必要な力だなと感じることができました。

次の学習は金曜日になりますので、今回より上手くペースを掴み走ってほしいです。

【連絡】

・明日、明後日の時間割に変更がありますので、お子様にお伝えください。急な変更になりますが、よろしくお願いいたします。

時間割(木曜・金曜)

 

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