保護者専用

体育~投の運動~

器械運動の学習も終わり、現在は、投の運動の学習に入りました。

 「遠くに力一杯投げること」という目標を立てて、学習を進めています。「投げること」は、運動の特性上、個人差が出る運動です。つまり、経験を積み重ねているかどうかによって、遠投の飛距離が変わってきます。だからこそ、授業の際には、様々な投げる場を設定し、多くの投げる体験から活動を行いました。

 ですが、ただ投げる回数を積み重ねるだけでは、上手くなるわけではありません。ここにも、器械運動と同じように「分析する」活動が大切になってきます。「なぜ、飛ぶようになったのか。」「なぜ、飛ばなかったのか。」の要因や原因を動画で分析することで思考がはたらくこととなります。また、ただ分析するだけではなく、理想のフォームや友だちのフォームとの比較を通して、自分の投げ方を知ることとなります。

 また、自分の課題が見えてきたところで、その課題解決につながる場を選択し、練習を行います。そこにも思考がはたらきます。自分の出来ないところを認め、それに向けて、少しでも上手くなろうと練習を行っていく。体育の陸上運動領域で非常に大切な力(思考力・判断力・表現力)になります。今回の学習では、その力を高めることも一つのねらいとしてあります。また、その際にも自分一人で学習を行っていくのではなく、班の仲間とアドバイスし合いながら活動できています。

 授業内だけでの学びで閉じるのではなく、休み時間も練習する姿が見られてきました。体育の良いところは、場さえあれば、休み時間も試行錯誤を繰り返すことができるということです。その姿もたくさん見られるようになってきました。

 それらの学習も踏まえて、来週月曜日には遠投記録会を行う予定です。記録が変化しているのか楽しみです。まだ時間はあるので頑張ってほしいです。

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