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『楽』・・・らく?たのしい?

 理科の学習では、「ふりこのきまり」について学習しています。

 今回は算数の時間に、データを正確にとるための1つの方法として「平均」という考え方を用いることを学んでから、「ふりこ」の学習を始めました。(子どもたちには「算数と理科を合わせて、数理だよ」と話しています。)

 今回は、データを処理する方法として、表計算ソフトを用いて「AVERAGE」を求めたり、実験を行う方法や、数値をそれぞれの班で考えたりして、学習を進めています。

 そのため、実験結果がきちんと出なかったり、出てきた「誤差」をどのように考えてよいのか迷ったり・・子どもたちは、試行錯誤しています。でも、その全てが学びだと考えています。「1秒の誤差をどのように捉えるのか」「自信をもった結果を得るために、どのように比較させたらよいのか」等、子どもたちは、実験と追実験を行いながら、考え、話し合っています。

 既製の実験器具を使えば、簡単に結果が出ると思います。でも、あえて「試行錯誤」しないといけないような課題にしているのは、「試行錯誤」する粘り強さ、友だちと協力しながら取り組む仲間意識など、学びの「楽しさ」を味わってほしいと思っているからです。

 この時期の子どもたちは、少し「らく」をしようとしてしまいがちです。例えば、ノートも「らく」をして、表や言葉を適当に書いていたり、「らく」をして、片付けが煩雑になったり・・・。今回の学習を進める前に『楽』という漢字は、「らく」とも読めるけれど、「たのしい」って読んでいくことをめざしていこう、ということも話しました。

 「らく」して手を抜くのではなく、全力で「たのしむ」ことができる、そんな子どもたちになってほしいと願っています。

(理科担当:國光)

*全班のようすがお伝えできるようにと思い、写真を撮りましたので、一部重なりがあるかもしれません。ご了承下さい。

                                                  

 

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