2024.11.07.6年道徳「最後のおくり物」
特別な教科 道徳
<本実践での主張点>
これまでを振り返ると,子どもたちの道徳的諸価値に対する考えがホワイトボードに羅列されるが,ね らいである道徳的諸価値の理解に関する垂直的に深まりを見せない授業展開に課題を感じた。その要因は, 教材の特質を生かした道徳的価値を理解していくために必要な教材の把握が曖昧になっていることや,ね らいの設定が抽象的なものに留まっていること。また,こちらが深く考えさせようとする思いがある一方 で,子どもたちの考えを深めていく発問の精選が足りなかったり,考えが深まらないうちに授業を展開さ せてしまったりすることで,道徳的諸価値に対する深い理解へと結び付かないことが考えられる。
そのため,子どもたちにとって「すでに分かりきっている」理解から,新しい価値の気付きがある授業 展開につなげいくための事前の準備が必要である。本実践では, 教材「最後のおくり物」 の学習を通して, 子どもたちの道徳的価値の理解を促すために,教材の状況を子どもたちが理解できるようにした上で意図 を明確にした発問を行っていきたい。
<実際の授業のようす(板書)>
