研究活動

カリキュラム作成のヒントを得たSTEAM Day

 今日のSTEAM Dayでは、4年生と5年生合同で、

①Googleスプレッドシートで気温変化のグラフをつくる

②「私が好きな教科」というテーマでスライドをつくる

という活動を行いました。どちらも限られた時間内でどれだけできるか…を学年で競う、というものです。

 5月以降、気温のグラフや簡単なスライドの作り方を学び、練習してきた4年生。対して、(4年生の時には学んでいるものの)最近はあまりスプレッドシートやスライドに触れていなかった5年生。

①の結果は、4年生が圧勝!

ただし、②のスライド作りでは、スライドの見やすさだけでなく、発表する時の表現力や言葉の選び方は、5年生が圧倒的に上手でした。

 この活動でわかったのは、しばらく触れていないとできなくなってしまう、ということは、まだまだ「使い慣れている」というところまでは、至っていないこと。

 私たちのカリキュラムづくりに1つの示唆を得ることができました。

 

 活動後、子どもたちが書いた感想を生成AI(Gemini)でまとめると以下のようになりました。子どもたち自身が、ちゃんと自分たちのことを冷静に振り返っていました。

 

📊 4年生の感想の要約と傾向

 4年生は、上級生に勝てた喜びを感じつつも、決して驕ることなく、「見やすさの工夫」や「未来の自分への戒め」といった冷静な視点を持っているのが特徴的です。勝てたことを純粋に喜ぶ一方で、「スライドの出来などは、まだまだ5年生には敵わない」と上級生の実力を認める声が複数見られました。
「今の5年生がやり方を忘れていたので、自分が5年生になったら忘れないように家で特訓したい」と、先輩の姿を「反面教師」として捉え、未来の自分への危機感を持つ頼もしい意見が多くありました。
 また、「カスタマイズ(アニメーションなど)をしすぎると逆に見にくくなる」「必要な部分に入れることが大事」といった、単なる操作スキルを超えた「プレゼン資料としての見やすさ・伝わりやすさ」に関する深い気づきを得ています。
 タイピング速度だけでなく、さまざまな「技」を知って使いこなすことの重要性を実感しています。

📊 5年生の感想の要約と傾向

 5年生の感想からは、下級生に負けたことへの「強烈な悔しさ」と、それによる「圧倒的なモチベーションの向上」がひしひしと伝わってきます。感想の中に「負け(36件)」「悔しい(21件)」といったキーワードが頻出し、先輩としてのプライドが刺激されたことで非常に大きなショックを受けています。「4年生に『やっぱり5年生すごいな』と思ってもらいたい」という、上級生としての自覚や責任感が再燃している様子がうかがえます。敗因の自己分析がしっかりできており、「半年間スプレッドシートを触っていなかったから完全に忘れていた(「忘」というキーワードが33件出現)」という気づきが最も多く見られました。「習ったことを忘れるのはもったいない」「何度も繰り返し練習が必要だ」と、継続してツールに触れることの意義を身をもって学んでいます。落ち込むだけでなく、「次はアップグレードした5年生をぶつけて三連勝したい」「絶対にボロ勝ちしたい」「家でも資料を見つけて特訓する」など、非常に前向きで熱量の高いリベンジへの決意に溢れています。

💡 全体を通した分析所見
 今回の「4年生の勝利」という結果は、教員側が意図した以上の素晴らしい教育効果を生み出していると言えます。4年生は「驕らず、さらにスキルを磨こうとする姿勢」を身につけ、5年生は「忘却の恐ろしさを知り、自ら進んで学び直そうとする強烈な動機づけ」を得ています。

 

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