PTA活動

非行防止教室(5年生)

 少年の健全な育成を目指し、大阪府・大阪府警察・大阪府教育庁の三者が連携して、「大阪府少年サポートセンター」を運営されています。今回は、その中の「大阪府中央少年サポートセンター」から、スクールサポーターの松岡様、青少年健全育成推進員の石田様を講師にお招きして、5年生を対象として開催された「非行防止教室」の様子をご紹介いたします。

 

 まずはじめに、「いじめ」についてのお話がありました。「いじめ」には精神的、肉体的、文字による暴力などの種類があることを教わりました。そして、SNSに関わるいじめでは法律で罰せられる場合があることや、子どもたちにとって身近なLINE、オンラインゲームを使用する際に、自分を守る方法について学びました。また、個人情報保護やデジタルタトゥーに関する話題を、具体例を交えながら分かりやすく説明して下さいました。

 続いて、「非行」についてのお話がありました。「非行」には、万引き、暴力、夜遊び、喫煙などがあり、夜間に保護者の許可なく一人で外出すると犯罪になると聞いた子どもたちは、一様に驚いていました。

 その後、万引きをテーマとした人形劇を鑑賞しました。人形劇のなかで、万引きは窃盗という犯罪であり、見張りに協力した場合は共犯となることを学びました。そして、断り方についてロールプレイで学びました。対応に困る時は、「離れる」、「逃げる」、「信頼できる大人に相談する」ことが大切で、何よりも「心のブレーキ」と「断る勇気」が必要とおっしゃっていました。

 最後のパートとして、「不審者対応」のお話がありました。子どもに対する声掛けは、大阪府下で年間600件ほど発生しており、時間帯としては15時から17時の下校時刻を狙った事案が多いそうです。そして、「不審者対応」についても、ロールプレイを通じて実際の対応方法について学びました。不審者から声をかけられたときは、「走って逃げる」、「大人を探す」、「大声で助けを求める」などの対応策を教えてくださいました。

 講義が終わってから、代表児童によるお礼の言葉があり、非行防止教室は終了しました。具体的な事例や紙芝居、ロールプレイなど子どもたちの興味を引き付ける様々な工夫をして下さったおかげで、あっという間の1時間でした。講師を務めて下さった方々、そして授業を企画して下さった先生方、実り多き授業をありがとうございました。

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