保護者専用

ペア遠足を終えて

 今日は1年生と2年生で、協力しながらパビリオンを回ることができました。

 初めてのキッザニアに行く子もたくさんいる中、2年生のお兄さん、お姉さんに助けられながらも、楽しく活動する様子が見られました。

 帰校後、活動のふり返りをする時間を設けました。

「どこに回ったのか」「ルールを守って活動できたか」「キッゾ(館内でのお金)をきちんと使うことができたか」等です。

 その中で、キッザニア内で、「キッゾをあげる」「キッゾをもらう」ということがあったことがわかりました。自分で稼いだキッゾとはいえ、「おごる」「おごられる」という行為は、決して、よいことではありません。「お金のやりとり」「物のやりとり」は、今後、学年が上になると、必ず、友達関係のトラブルの要因につながってきます。

 ご家庭でも、普段の生活のようすの中で、「お子様が保護者の方が見知らないものを持っていないか」「お子様の持ち物が、たびたびなくなっていないか」を見守っていただけたらと思います。

 ただ、今回の件は、このようなトラブルを予見し、「キッゾのやりとりは絶対禁止」ということを、各学級でしっかりと事前指導ができていなかったことが、大きな原因だと捉えています。指導を徹底できていなかった私たちの責任です。

 キッゾがたりなくて困っている友達の様子を見て、「ぼく、あるからあげるよ」と親切心で渡してしまったという理由も聞きました。でも、「(困っていたら)キッゾをもらえた」という状況もあれば、「(困っていたとしても)誰からもキッゾがもらえない」という状況もあるでしょう。その子は、親切心だったとしても、もし、もらえなかった子どもが、「もらった」という話を聞いたら「ずるい。なんで、ぼくはもらえなかったの?」と、さみしい、悲しい、いやな、複雑な気持ちを抱いてしまうこともあるかもしれません。

 このように、「お金」や「もの」のやり取りは、子どもたちの感情が複雑に関係し合うため、自分たちでしっかりお金の価値を考え、理解することができるまでは、無用なトラブルを避けるためにも、一切するべきではありません。

 大人の私たちが、そのようなトラブルから、子どもたちを守るためにも、指導が十分ではなかった点について、お詫びいたします。

 キッザニアは働くことの楽しみや、お金や時間の使い方などを学べる場です。そのような場を意図して、遠足の場として選択し、引率する側として、「キッゾの使い方について」指導が甘かった点については、しっかりと反省し、今後の指導にいかしていきたいと思います。

関連する記事