保護者専用

福の神 ~あなたのために、こっそりよいこといたします~

 道徳の学習で、『「自分らしさ」を見つめよう』という学習があります。この学習では自分にはどんな良さがあるのか、自分らしさとはなんなのかを考える学習です。そのために、自分の良さについて振り返る活動と、友達から自分の良さを伝えてもらい、そこから自分の良さについて考える活動が教科書に載っています。そこで今回は、子どもたちに「福の神」になってもらうことにしました。

 「福の神」とは、くじを引いて出た人の福の神になって、その人の良さを探したり、その人のためにちょっぴり良いことを行います。しかし、自分がその人の福の神であることは、決してばれてはいけません。その人にばれないようにこっそり良さを探したり、良いことをするのです。

 先週の道徳の学習でくじをひいたのですが、普段から仲の良い友達のくじを引いた人もいれば、あまり関わりのない友達のくじを引いた子もいたようです。だから、くじを引いたときには

「できるかな・・・?」

と言っている子もいましたが、一週間かけてしっかり観察していたので、いざ用紙を配るとすぐに書き始めていました。自分の福の神が発表されるときには、

「ドキドキする!」

「なんか緊張してきた・・・!」

と言っている子たちもいました。

もらったときの子どもたちは少し照れた表情をしている子もいましたが、どの子も嬉しそうな笑顔が見られました。それと同時に、渡す側の子も清々しい表情をしていました。

 友達から見た自分が、自分が思っている自分と同じだったという人もあれば、思ってたことと違っていたという子もいました。同じであれば、「やっぱり自分の良さはここなんだ」ということに気づけますし、新たな良さに気づいた人もいることでしょう。そのようにして、「自分らしさ」についてそれぞれ考えを深めていました。また今回の期間では、なかなかこっそり良いことができなかった子もいたようなので、また機会を見つけて何か友達のために行動できれば良いなと思います。

<連絡>

明日より個人懇談会が始まります。お忙しいところですが、有意義な時間にできればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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