保護者専用

時の芸術

 学芸会が終わり、また新しい1週間が始まりました。子ども達は学芸会を見に来てくださった方から、たくさんのお褒めや励ましの言葉をいただいたようで、表情も大変にこやかで穏やかでした。また、私たち担任にも連絡帳にたくさんの温かいメッセージを頂戴しました。ありがとうございました。我々担任も、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

 音楽の授業では、子ども達に「音楽は時の芸術」と伝えました。音楽の演奏というものは、図工の作品や国語の作文などと同じように自分の思いを込めて創り上げることには変わりはありません。しかし、大きく違うところがあります。それは、作品が残らないということです。長い時間をかけて練習をし、たくさんの思いをのせて演奏するのに、残念ながら演奏は形に残りません。でも、消えて終わりではなく、本当に一生懸命練習し、伝えたいことを心を込めて演奏したならば、演奏する自分だけでなく、聴いてくださる人の心にずっと残っていくものだよ、と伝えました。少し難しい話でしたが、3年生なりに受け止め、真剣に聞いていました。今日は、そんな学芸会の思い出をキャリアパスポートに記録しました。「みんなで笑顔で演奏ができてよかった」「今日の思い出は、大人になっても忘れたくない」と書いている子どももおり、思い出深い1日になったのではないかなと思っています。

 既に大きな行事を二つ乗り越えた子ども達ですが、行事の時だけでなく、毎日の生活からいろんなことに真剣に、丁寧に粘り強く取り組める144期の子ども達であってほしいと思います。さて、次は附天小アート展です。アイデアいっぱい、工夫がいっぱいの作品を作っています。是非楽しみにしていてください。

 

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