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(理科)時間を『つくる』理由

 今日の理科は、各教室で行いました。

 1つめの理由は、「やるべきこと」をきちんとしない姿が目立ってきたからです。ノートを書いたり、配付された資料プリントを貼ったりすることは、当たり前なこととして、全員できるようになってほしいと思います。

 また、理科の時間には、子供たちの「もっと調べたい!」という好奇心を大切にしたいと思っていますが、その時間を確保する必要があります。そこで、毎回の授業では「授業を時間通りにスタートすること」「ノートを書いたり、片付けたり、という時間をできるだけ短く、テキパキ行うこと」を指導してきました。でも、最近少しずつ、「頑張らない姿」が見られはじめてきたからです。これが、2つめの理由です。

 そこで、今日は教室で、ゆっくりと授業をしました。でも、その分、授業の最後で出てきた「新たな疑問」を解決するための時間がありませんでした。この「新たな疑問」は、教科書外の内容になることもありますが、3年生でも十分調べることができる内容です。このような子供たちの「疑問」を大切にしながら、授業を進めていくのが、附属ならではの授業だと思っています。

 今日の授業の終わりに、子供たちに、これからの理科の授業を、『これまでのようにテキパキ進めて、どんどん調べていく授業』と『今日みたいに、ゆっくり進めていく授業』のどちらがいいかを尋ねました。

 前者を選べば、当然、ひとりひとりが頑張らないといけません。でも、好奇心を高めながら学習することができます。

 後者を選べば、もっと調べたい!の時間を確保することができません。でも、全員が確実にノートを書くまで待つことができます。

 どちらにしても、長所・短所があります。

 子供たちは、来週からは「理科室で、いつも通り授業をする」ことを選択しました。つまり、「自分ができることは,精一杯頑張る」ということを選択したということです。

 そこで、来週は『学校の中で一番温度の低い地面を探そう』という学習活動を行うことになりました。これは、今日、子供たちから出てきた疑問です。すでに、「あの場所は、いつも日陰だから・・・」と予想をしている姿や「どこだろう?」と迷っている姿が見られました。

 この活動では、一人ずつ温度計を持たせたいと考えています。そこで、温度計を支えるための「牛乳パック」が必要になります。もし、ご自宅に「牛乳パック」がありましたら、月曜日に持たせて下さい。

 

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