保護者専用

丁寧に書くこと

 前回の低学年集会でも、お話ししたように、低学年のうちにつけておかなくてはいけない「基礎学力」の1つが「丁寧さ」です。

 あれから2週間経過しているので、今日は、全クラスの漢字ノートを確認しました。その上で、今の子供たちの課題をお知らせします。

①下敷きを敷いていない子が、とても多いです。そのため、ノートの次のページに文字が裏うつりしてしまっています。「下敷きを使う」という習慣をしっかりつけるよう、学校でも再度指導していきます。ご家庭で宿題をするときにも、お声がけください。ただ、お子様が、次のページを書くときに、下敷きを移動させるのを忘れてしまうことが多いようなら、下敷きを2枚用意していただき、ノートを書き始める段階で、左右どちらのページにも下敷きを敷いておくといいと思います。

②筆圧が弱く、また、「止め」「はね」「はらい」が上手にできない子が多いです。指先に力を入れて文字を書く技能は、今のうちにつけておく必要があります。ただ、まだしっかり力を入れることができないお子様の場合は、「漢字ドリル」「漢字ノート」「国語ノート」等は、毎回、「かきかた鉛筆で書くこと」をお勧めします。芯のやわらかい鉛筆を使用することで、無駄な力を入れる必要がなく、「止め」「はね」「はらい」を上手にできるコツを身に着けることができます。「かきかた鉛筆」は、普段はお道具箱に入っているのですが、必要であれば、担任を通して購入し、日常的に使用することができます。購入を希望される方は、連絡帳にて担任までご連絡ください。

 もしかしたら、「まだ1年生だから、きれいな字が書けないだけ」と思われるかもしれませんが、そうではありません。「1年生で丁寧に書くことができなければ、この先(書道や硬筆を習いに行くなど特別なことをしない限り)きれいな字を書くことは、とても難しいです。

 大きくなって、「ケアレスミスが多い」「字が汚くて読めない」ということにならないように、今のうちに丁寧に書く力を、しっかりつけていくよう、保護者の方にもご協力をお願いします。

(國光)

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