2026.07.03.臨海学舎40
5年生
|
【来週の時間割】→時間割(7月6日~) |
「やったあー!!」
「300m泳ぎ切ったぁーー!」
浜に着いた瞬間、子どもたちの口からは、そんな喜びと言葉がたくさんあふれ出ていました。
この1か月間、きっと心の中にはたくさんの不安があったことと思います。
それでも何度も練習を重ね、学校のプールでの300mテストに見事合格。
そんな濃密な1カ月を過ごした子どもたちの心には、確かな自信がみなぎっていたはずでした。
しかし、いざ白浜に到着すると、待っていたのは雨、濁った海水、藻などの浮遊物、そして高い波。。。。
自分たちが思い描いていた環境とは大きく異なっていました。
子どもたちの顔にも、一気に不安が広がっていくのが分かりました。
それでも、いざ海での練習を少しこなすと、海の楽しさを肌で実感したようで、次第に心に余裕が生まれていきました。泳ぎにも、いつもの「隊列らしさ」が戻ってきたのです。
ですが、私が「今、少しでも不安な気持ちがある人?」と問いかけると、約半数の手が挙がりました。
この時、「みんな、不安を抱えながらも、何とか完泳のために、そして隊列(仲間)のために前に進もうとしているんだな」と思いました。 練習中、お互いに前向きで明るい声をかけ合っていたのも、仲間の不安を少しでも和らげようとする優しさだったのだと理解できました。
『一人では越えられないかもしれないけれど、仲間となら越えられる』
まさに、この臨海学舎の荒波を全員で突き進んでいく姿そのものを、子どもたちは体現してくれていました。
合格した瞬間のあの弾けるような笑顔は、子どもたちが自らの力で壁を乗り越えた、最高の瞬間でした。
今回の臨海学舎において、海のコンディションが「良かった」と思える時間は、決して多くはありませんでした。しかし、だからこそ、その厳しい自然環境が子どもたちを大きく成長させてくれたのではないかと感じています。この過酷な環境を乗り越えた147期生は、本当に強い子たちです。
その強さを証明しているのが、「フォーサイト」に綴られた子どもたちの言葉と、3日目午後の練習姿です。
フォーサイトには、合格の余韻に浸るだけでなく、すでに「6年生」という次なるステージを見据えた言葉がたくさん並んでいました。
「これで終了ではない。むしろ、今からがスタートである。」
「今回の300mテストでは自分たちの課題が分かったので、次はその課題を克服して頑張りたい。」
ここには載せきれないほど、次を見据えた力強い言葉が溢れていました。
そして迎えた、3日目の午後練習。 海は、この3日間で最もコンディションが悪く、前日よりもさらに波が高い状態でした。
『こんな時こそ、真価が問われる。合格した子どもたちの力が本物かどうかが試されている』
そんな風にさえ思える激しさでした。
しかし、子どもたちは動じませんでした。 波の強さで横に流されそうになると、自分たちで声を掛け合い、すぐに隊列を修正する。
波に押し戻されそうになり、なかなか前に進めない時には、ひたすら泳ぎに集中し、力強い「一かき・一けり」で前へ前へと突き進む。
一緒に海で泳ぎながら、「あぁ、今この子たちは、逆境すらも自分たちの力へと変えている瞬間なのだな」と、胸が熱くなりました。
用意されたものではない「本物の場」だからこそ、子どもたちは何倍も大きく成長したのだと思います。
これこそが、臨海学舎という本物の舞台だからこその学びです。
臨海学舎で何倍も大きく膨らんだこの力を、今後の学びにもしっかりと繋げていきます。
閉舎式で内堀先生が、 「臨海学舎の価値が大きく問われるのは、今後の生活の姿や行動であると考えています」 とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思います。
この過酷な海で、自らの力へと昇華させた
「協力の大切さ」「挑戦する心」、そして「夢中(本気)になって取り組む力」
これらを、これからの学校生活でも存分に発揮してほしいと願っています。
これからが楽しみです!!ありがとうございました!
保護者の皆様へ
臨海学舎を迎えるまでの水泳学習へのご理解、ならびに臨海学舎のご準備など、多大なるご協力をいただき本当にありがとうございました。保護者の皆様の温かいサポートがあったからこそ、子どもたちは前向きにこの期間を駆け抜けることができました。皆様の応援がなければ、子どもたちがこれほど明るく、たくましくこの壁を乗り越えることはできなかったと思います。 今後とも、子どもたちの成長を共に支えていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
5年担任
森崎 輝
麓 健志郎
北井 陸人

