保護者専用

登下校のマナーについて

 6月になりました。入学して早2ヶ月が過ぎようとしています。仲の良いお友だちもできて、一緒に帰ることも楽しみの1つになっているかもしれません。反面、登下校のマナーについての問題が生じる時期でもあります。

 1年生の子どもたちにも、

  電車の中で携帯電話で遊んでいる(電話をかけている)

  駅のホームや階段を、走り回っている

  大きな声で話したり、集まって話し込んでいる

  指定された通学路以外の経路で帰宅している など

すでにたくさんの問題が出てきています。

 本校では、入学前に、何度も繰り返し、ご説明をして「登下校については、保護者の方が責任をもつこと」をお願いしています。それは、子どもたちの安全を守ることは、何より大切だからです。

 今日は、全クラスで、登下校のルールやマナーについて指導を行い、また、自分自身の行動を振り返る時間をとりました。

 朝、ふりかえりシート(B4用紙)を各自記入し、その後「これまでの自分の行動を振り返り、きちんと正直に全て書くこと」を指導しました。本日全員にこのシートを持ち帰らせています。

 鉛筆で書いている部分が、最初にお子様が書いた部分です。鉛筆で書いて、その下に赤色鉛筆で線を引いている部分が、指導後、お子様が書き加えた部分です。

 こちらをご覧いただき、ご自宅でお子様と再度、登下校のルールについて確認をしていただきますようお願いします。

 確認後、プリントの余白にサインをし、一言おうちでどのような話をしたのかを記入していただき、明日お子様に持たせて下さい。

 ただし、以下のことにご注意ください。

(1)書かれている内容について、絶対に怒らないでください。お子様が正直に書いている内容に対して怒ることは、「次からは怒られないように嘘をつこう」という気持ちを増長させることになりますので、絶対にやめてください。怒るのではなく「ちゃんと正直に書けたこと」を褒め、「その行動がいかに危険かを説明すること」「おうちの人が心配すること」を話してあげてください。

*本日は会議があり、このHPをアップするのが、少し遅くなってしまったため、すでに怒ってしまった方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、お子様に改めて「正直に書いていたことを怒ってしまって、ごめんね。」と声をかけてあげてください。

(2)最初に書いている部分より、赤色で線を引いている部分が多い場合は、すぐに話すことができなかったお子様です。そこには「隠そうとしていた」「忘れていた」などの心情があったかと思います。その理由として

①怒られたくなかったから。(この場合は、お子様に嘘をつかせてしまっている状況があることを把握し、その状況の原因を探ってください。)

②本人が、その行動が悪いことだと分かっていなかったから。(この場合は、基本的なルールやマナーをご家庭で指導していただく必要があります。)

③本人が、その行動を忘れてしまっていたから。(この場合は、悪いことだとは認識していたとしても「本当に」悪いことだという認識がないからこそ、忘れてしまったことも考えられます。悪いことをしても、すぐに忘れてしまうのは、悪いことへの認識が十分でないということだと思いますので、再度ルールやマナーについて、ご指導ください。本当に「悪かった!」と思っていれば心に残るはずです。また、「忘れた」という言葉で、言い逃れようと考えている可能性も考えられます。)

 

 本日子どもたちが書いているものから、以下のような内容がありました。以下、およみください。

◎電車やバスの椅子に座った。→原則としては「座らない」という指導もしていますが、状況によっては「座る」という判断が正しい場合もあると考えています。例えば、バスが揺れるため車内アナウンスで「座ってください」と言われることもあるでしょう。また、空いている車内で、立っていることの方が迷惑になることもあるでしょう。ですので、「空席を取り合って座る」「優先座席に座る」「席を譲るべき相手を無視して座る」等の一般的なマナーを守らないような行為としての「座る」は、絶対にダメですが、それ以外の状況においては、状況に応じて「座る」か「座らない」かを判断できるように、ご家庭でご指導ください。

◎電車やバスの中で、または歩きながらお茶を飲んだ。→コロナ禍において「車内飲食禁止」と記載されている場合もあります。また、状況によっては、お茶をこぼしてしまうこともあるでしょう。しかしながら、水分を摂らずに熱中症になることも避ける必要があります。でも、もしお子様が「電車やバス車内で、または歩きながらお茶を飲んだこと」を今回のシートに書いているのであれば、一般的なマナーは理解しているということになります。その上で、「どうしても喉が渇いたら、こぼさないように気をつけて、まわりの人に迷惑にならないように注意して、お茶を飲む」方法を、教えてあげてください。

◎携帯電話を電車やバスの中で、または歩きながらさわっていた。→使用許可書にも記載されていますが、こちらは禁止しています。あくまでも携帯電話は、有事の際に使うものです。携帯電話をお持ちの方は、再度、その利用方法についてご指導ください。すでに学校には、「1年生が、携帯電話を電車の中でさわっていた。」「歩きながら、携帯電話で話していた。」等の、苦情が寄せられています。今後、ルールが守れないようであれば、携帯電話の使用を許可することはできません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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