保護者専用

授業のようす1(1の3)

 今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大により、研究発表会はオンデマンド動画を配信する形で行うことになりました。本来なら、全国から来られる大勢の先生方の前で授業を行う「研究会デビュー」は、今週末の予定だったのに・・・と少し残念です。

 しかしながら、動画配信の良さを生かして、当日の授業だけでなく、その前後の様子もお伝えできれば、より授業の様子をお伝えできるはず!という思いをもって、これから授業を少しずつ撮影していきたいと考えています。

 今日は、3組の算数の授業で、録画を行いました。はじめは、「あ!ビデオだ!!」「え?3台もある!!」と、興奮していた子どもたちも、いざ授業が始まると、いつも通り。いい意味で、緊張感なく授業を行うことができました。(今日は、副校長先生も授業を参観され、一緒にすごろく遊びをしてもらいました。)

 今回の算数は「すごろくあそびをしよう」(教科書内容)から、「すごろくづくりをしよう」(遊びを創り出す活動)へと移行させていく学習内容です。STEAM教育を研究テーマとしている今年度は、教科内容を超えた、教科横断的な学びの実現をめざしています。今日の授業では、「つながっている」という言葉から(算数の教科書のすごろくは、ふり出しから、あがりまで「1~100」でつながっています)身の回りにある「つながっている」ものを考えました。
 

 子どもたちは、

 電車の駅  バス停  1日(朝から夜まで)

 子どもから大人   歴史(昔から今)  種から花

など、いろんな視点で、「つながっているもの」を見つけ出しました。

 これらのアイデアの種になったのは、今から100年前のすごろくです。このすごろくを注意深く観察することで、「つながっているもの」を見つけ出し、「他にもないかな?」「あ!それなら・・・」とアイデアの転移が起きました。

 子どもたちの豊かな感性をいかしながら、次は「すごろく」を作っていきます。子どもたちは、きっと「あれ?これは算数じゃない?図工?生活?」と思うことでしょう。式をかいて、答えを出して・・・という算数の学習ではないけれど、「順序性」「連続性」という視点は、数学的な見方・考え方の1つです。

 遊びを通して学びを深めていくのは、低学年ならでは、の学びの形だと思います。また、子どもたちが作った「すごろく」を持ち帰りましたら、お話を聞いてみてください。

 なお、今年度は感染症拡大によって、学習参観の機会が少なくなっていますが、コロナ禍における学校生活の充実を目的としたPTA活動や清掃活動で来校された場合、立ち寄られたついでに、少し授業のようすをご覧になっていただくことは、かまいません。

 ただし、あくまでも授業参観のみを目的とする来校は、密を避けるために行事を精選している本来の意図からも外れますし、他学年の方々からも「1年生だけ特別に参観していて、ずるい。」ということになりますので、ご遠慮いただきますよう、お願いいたします。

 

 

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