保護者専用

よりよい環境づくりをめざして(裏庭プロジェクトのお礼)

 11月中旬からスタートした裏庭整備ですが、先週末で一旦終了となりました。約1ヶ月の間、たくさんの方にお手伝いいただいたこと、本当にありがとうございました。

 体育館の裏側のスペースは、以前は、畑として使用していて、そこで作ったサツマイモを食べたり、野菜を収穫したりしていましたが、近年は、荒れ地と化していました。そのため、本校は蚊やその他の害虫も多く、その駆除に頭を悩ませていたところでした。

 3年前、PTA役員の方を中心にして、たくさんの保護者の方々と整備をしたのですが、短く刈った草も時間が経ち、伸びてしまい、それ以来、教職員で、少しずつ草刈りをしては、また荒れ地となり、また草刈りをする・・・という状態が続いていました。でも、私たちも「なんとかしたい」「あの土地を有効に使いたい」とずっと思っていました。

 そんな中、今回、保護者の方に「お手伝いします!」というお声をいただき、毎日少しずつ作業を続けることができました。

 学芸会の際に子どもたちの待機場所となる講堂裏には、人工芝を敷くことができ、学芸会当日は、子どもたちが広い場所で出番を待つこともできました。また、劇をする学年にとっては大道具や小道具を運び入れる場所として利用することができ、先生たちからも「とっても便利な場所ができて、助かりました!」という声もいただきました。

 何より、子どもたちが、本当に一生懸命お手伝いしてくれました。休み時間や生活科の時間に裏庭にやってきて、石を拾ったり、土を運んだり、また、埋まっている石や根っこを掘り返したりしながら「早く畑を作りたい」「ザリガニつり、やってみたい」というような声もたくさん聞きました。

 あたたかくなったら、子どもたちと一緒にザリガニ釣りを楽しみたいと思います。また、来年は、附天小の畑でできたサツマイモを食べたいと計画しています。

 今回の裏庭整備は、コロナ禍ということもあり、「集まって整備をしましょう!」と呼びかけた3年前とは違い、HPで情報を得られた方、子どもたちから聞かれた方、お知り合いの保護者にお聞きになった方等、様々な形で、このプロジェクトをお知りになり、参加いただきました。

 もちろん、急に決まったことなので、お仕事やご家庭のご都合で参加できなかった方もいらっしゃるかと思います。

 でも、「お母さんに(お仕事やから来られないねんけど、でも、代わりに頑張ってお手伝いしいや)って、言われてん。」「(お母さんにザリガニ怖いから代わりにしてきて)って言われてん。」等という子どもたちの言葉から、物理的には参加できなくても、心理的に参加しようとされている保護者の方の姿を想像することができました。

 そのように、ご家庭でお声がけをしてくださっていることは、子どもたちにとっても、変化を前向きに受け止める力となります。今回は、実際に参加することが難しかった方の中にも、このように、子どもたちに教育的な声かけをしてくださった保護者の方がたくさんいらっしゃったことに、改めてお礼申し上げます。

 本校は、「変わり続ける学校」です。「裏庭の整備をします」という予定は、年間行事予定表には掲載していませんが、子どもたちにとって、教育的な価値があると思ったら、すぐにやってみるのが、今の本校の学校文化です。

 145期生の保護者の皆様には、この学校文化をご理解いただき、これからも、子どもたちにとって、「よりよい環境づくり」を、私たちと一緒にめざしていただきたいと思っています。

 今後ともご協力いただきますよう、お願いいたします。

 

 

 

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