4年3組 「竹取物語」
4年生
夏休み、スポーツデーを考えるのと同時にどのような劇をするのか本当に悩みました。
クラスの様子を見ていると、元気で明るくて、おもしろいことがたくさんのクラス。
明るくておもしろいテーマの劇を選ぶと、きっとそれなりに表現ができるのだろうなと思っていました。ただ、私の中で本当にそれでいいのかと感じるようになりました。できることをやってもそれは本当に挑戦をして、成長につながるのかなと思いました。
様々な劇の台本や絵本を探していくうちにたどり着いたのが、「竹取物語」でした。
日本最古だが、みんなに親しまれている物語。
大昔のお話なのにファンタジーな要素。
偽物でごまかそうとする皇子たちの人間らしい姿。
本物がもつ美しさ。
育ての親を大切にする心。
愛する人がいなくなった世界で不老不死を望まない生きる意味とは。
日本のもつ良さ。
知れば知るほど、竹取物語にはたくさんの伝えたいことを感じることができました。
もちろん、本当に伝えたかったテーマは、作者にしかわかりませんが、それもこの物語の良さなのかもしれません。
そのような作品をこの子たちが表現することができると、これからもっとどんな表現ができるのか将来が本当に楽しみになるように思いました。
私の指導がまだまだ不十分だったため、子どもたちの可能性を最大限に引き出せたかはわかりません。でも、この学芸会を通して、子どもたちは本当に素敵で更なる成長や可能性を感じさせる表現ばかりだったと思います。お家でまたたくさん褒めてあげてください。
そして、最後に。
「一人ではできない」ということを実感した学芸会でした。子どもたちも誰が一人でもかけるとストーリーがつながらないこと、自分の演技ができないことをずっと伝えてきました。ただ、それは私自身にもあてはまり、本当に保護者の皆様方には、衣装作りをはじめ様々なところでご協力いただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。この場をお借りして、御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
残りの学校生活も最後まで挑戦し続けていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。
これにて閉幕とさせていただきます。
北井陸人
〜 今日の一言 〜
日本文化が大好きです