保護者専用

家庭の仕事にチャレンジ!

 先週の1週間、おうちで子どもたちの様子に何か変化などなかったでしょうか。もしかして、家事のお手伝いなんかをしてくれた日がありましたか?「え?どうしたん急に?」と、不思議に思った保護者の皆様もいらっしゃるかもしれません。

 家庭科では、「見つめてみよう生活時間」という題材で、先々週から4時間の学習を行いました。2月に入り、子どもたちは習い事などでますます忙しくなりつつあるように見えます。授業では、今一度自分の1日の時間の使い方を振り返ってみること、また「協力」という視点を持って、家族の一員としても生活時間の使い方を考え工夫すること、について一緒に学んでいきました。学習の中で、忙しい毎日の中でも生活時間を何とか工夫しながら、家庭の仕事を協力して行ったり、家族とふれ合う時間を作ったりしていこう、という「すてき時間作戦!」なるものを実行してみたのですが、気づいて下さった保護者の皆様には心より感謝申しあげます。今日は題材のまとめとして、今回、自分が学んだことや感じたことをリーフレットにして4年生に贈ろうと、班ごとにリーフレットの作成に入りました。後輩たちは,5年生になってすぐに「私の生活、大発見!」という題材で同じような内容の学習を進めることになります。今回、143期のみんなが作ったリーフレットがきっと役立つことでしょう。

 

 「すてき時間作戦!」を実行してみて、子どもたちからはたくさんの意見が上がってきました!

〇家庭の仕事をお手伝いしてみて、お母さんやお父さんの大変さやありがたさを改めて知った。〇大切な家族のために何かができると、自分もうれしくなる。〇気づいて褒めてもらえると、もっと頑張りたいと思える。〇「今はしっかり勉強しなさい。」と言われてしまい残念。〇お小遣いがもらえるからしぶしぶ頑張った。〇頑張ってチャレンジしたのに、気づいてもらえなくて悲しかった。〇家庭の仕事は楽しいからもっとやっていきたい。〇自分はやっぱりお手伝いは苦手だった。などなど。。。

 子どもたちからは、様々な正直な意見や面白い感想などがたくさん出てきて、研究発表会では見に来て下さった先生方もなぜか温かい笑顔になっていました。今回のすてき時間作戦が、この1週間で終わらないことを願っています。もし、子どもたちがおうちで何かお手伝いをしたり、自分のことは自分でしようと努力する姿を見かけられましたら、ぜひそっと見守りながら優しい褒め言葉をかけてあげて下さい。「そんなことより勉強して。」と思った時も、そこはぐっとこらえて、子どもたちのチャレンジや頑張りを認めてあげてもらえればありがたいです。子どもたちは、保護者の皆様の「ありがとう!」や「すごいね、頑張ったね!」のたった一言で、とても幸せな気持ちになったり達成感を味わえたりするようです。お小遣いをもらえるから、というのも頑張るきっかけにはなりますが、お母さんやお父さんの褒め言葉1つで「じゃあもっとやってみよう!」という思いになれればとても素敵ですよね!今回、ちょっとしたお手伝いを褒めてもらえた話をしている時の子どもたちはとっても笑顔でいい顔をしていました。自分の頭で考えながら、行動しながら、自立への道を一歩ずつ進んでいく子どもたちを、ぜひ前向きに応援してあげて下さいね!!

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