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その言語を使う理由は…?

 サッカーワールドカップが昨日の深夜で終わりました。アルゼンチンがフランスを下して優勝したということは、ほとんどの子どもたちがニュースなどで見て、知っていたようです。

 そこで、今日は社会の授業のはじめに、「ところでアルゼンチンって何語で話すの?」と問いました。「英語」と言っている子もいれば、「アルゼンチン語」と言っている子もいて、各クラス2,3人は「知ってる!多分合っていると思う!」と言っていましたが、ほとんどの子は「いや~わからんなぁ」という反応でした。

 そこで、メッシ選手のインタビューを少しだけ聞いてみました。そこで、英語ではないことや、そしてもちろん日本語でもなく、中国語や韓国語でもないことがわかりました。しかし、どこの国の言葉かはわからなかったので調べてみると、スペイン語であることがわかりました。

 そこで新たな問いが生まれます。「なぜ、アルゼンチンでスペイン語が使われているのか?」という問いです。その背景には、過去にスペインがアルゼンチンを支配していたものがあります。その国が使っている言語からも歴史がわかるのですね。

 そういったことも頭に入れながら、第1次世界大戦頃の世界の植民地に関する資料を調べました。そこで、大国であっても、フランスやイギリスのようにたくさんの植民地がある国もあれば、ドイツやイタリアのようにあまり植民地がない国もあることがわかりました。英語を使っている国が多いのはそういったことも背景にあるのですね。日本もそれらの国と同じように、戦争によって領土を増やしていこうとしていた時代がありました。それらがのちの大きな戦争に繋がってしまうことについて、考えることができました。

 4年生、5年生の学習ではよく使っていた地図帳も歴史の学習となると、なかなか活用の仕方が難しくなってしまいます。また、chromebookがあることも、地図帳の使用頻度と関係があると思います。今日の学習では、積極的に地図帳を使っている人が多くいました。確かにchromebookで調べるのは手っ取り早いですが、地図帳の方が便利な場面もたくさんあります。ぜひ、状況に合わせて使い分けていってほしいと思います。

 

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