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〇来週の時間割

144の大舞台(ステージ)!!
6年生学年劇 11幕で構成された劇
「君たちは、どう生きるか」

観客席からの大きな拍手の間、壇上のこどもたちは何とも言えない「喜び」と共に、自分たちが過ごしてきた6回の学芸会を思い起こしていたようです。

「役になりきる」
このことが、どれだけ難しいのか改めて考えさせられた期間だったと思います。「まだ◯◯さんの感じが出てしまっている。」と先生たちに何度言われたことでしょう。その度に、悔しさや何とも言えない気持ちを話しにきたり連絡帳に書き記したりする子がいました。
中には、「先生どうすればいいですか?」「◯◯っぽくなりましたか?」と聞きに来る子、「今日の演技見ててくださいね。」と伝えに来る子もいました。役になりきることに試行錯誤を続けた子どもたちでしたが、それ以上に自分の殻を破る挑戦があったのではないかと思います。
・みんなの前でオーディションをしたこと
・たった一人で歌を奏でること
・自分の声色を工夫して演じること
・身振り手振りで雰囲気を作り上げること
など、誰もが決して簡単にできるものではありません。子どもたちの心の中には、不安や恥ずかしさといった感情があったはずです。しかし、そんな気持ちを日々乗り越え、成長のチャンスを自ら掴んでいく144の子どもたちに改めて感心させられました。

そして今日、それぞれの幕における切なさや、温かさ溢れる劇を144の子どもたちが見事に表現しました。

こだわり抜いた「役」を本番の舞台で自信をもって披露する子どもたち。舞台袖でも、いろんな瞬間を目の当たりにしました。
・出番直前に台本を読み返し唾をのむ子
・服装を整え身振り手振りを加えながら口元を動かす子
・舞台へ出て行く前に胸に手を当て深呼吸する子
・舞台に出て行く友達の背中をおす子
・舞台から戻ってくる友達を笑顔と小刻みな拍手で出迎える子
・外に出て、ひたする声を出して練習し出番を待つ子
子どもたちが役や幕のバトンをつなぎながら、一つの劇を創り上げていました。

子どもたちにとって最後の学芸会。もう1つ私たち6年担任として嬉しかったことがあります。それは、「陰で懸命にな る!」というスポットライトを浴びていない場での活躍を見ることができたことです。
・子供たちと話す中で、自分のシーン以外の良さや課題、裏方としての動きについて何度も相談に来る144
・朝早く、休み時間を使って衣装や、小道具、大道具を作る144
・自分の役割を超えて、自分にできることを全うする144
・自分のシーン以外のところが引き立つよう、打ち合わせを行う144
・本番、自分の役の前後で裏方として講堂の中を駆け回る144
大道具や小道具の作成、劇中の大道具の移動、スポットライトや音響の操作をすべて子どもたちが行い、劇を展開させていました。自分のことに一生懸命になれることも本当に素晴らしいことですが、みんなのため、誰かのために縁の下の力持ちとなって陰で支えられる人って本当に尊いなあと思いました。

今日の学芸会本番、まさにそれぞれの場で、そして、それぞれの形で本気で取り組む144の姿が凝縮されたステージとなりました。間違いなく、多くの人の心に144の一人一人の必死さや、思いが届いたはずです。

144のみんな!最高でした!!
一生懸命になれる幅がものすごく広がりを見せていることは144が頑張り抜いてきた証です。6年生にとっての1年間の大きな行事、「臨海学舎」「スポーツデー」「学芸会」の3つが終わりました。

さあ!
残りの小学校生活
「144はどう生きるのか」
また、どんな卒業の日を迎えるのか!
そして、どんな未来の扉を開けるのか!
自分に問いかけ続けてください。
先生たち、お家の人たちも144が成長していく姿が楽しみでなりません!

今日はゆっくり休んでください。
そして火曜日、元気に会いましょう。

保護者の皆様
本日まで、たくさんのご協力をありがとうございました。あれだけ大勢の観客の皆さんの前で演じ抜く経験は、子どもたちにとって大きな価値があるなあと改めて感じました。たったの1ヶ月で60分を越える劇を作り上げていくことは決して容易なことではありませんでしたが、子どもたちの本気と根気強さがやはり今回も144が掲げた目標をぐんぐん上げてくれていました。保護者の皆様には、144の劇がよりよいものになるようにとお子さんに温かい言葉をかけ続けてくださったこと、陰で多くの準備をしてくださったり、アイデアをくださったりしたこと、他にもたくさんのサポートをしてくださったことなど学年担任一同心より感謝申し上げます。
子供たちの活躍、そして成長が嬉しい一方で、なんだか寂しさも出てきているのが本音です。今年度の大きな行事が、また一つ終えてしまいました。一歩一歩、着実に卒業へ、そして中学生に向けて成長する144。附天小へ登校するのも、あと52日。この残りの時間をこれまで以上に有意義なものとできるよう、担任一同子供たちと一緒に全力で取り組んで参ります。
引き続き、よろしくお願いいたします。

再来週には、子供たちの渾身の作品が講堂に並びます。お忙しいとは存じますが、少しの時間でも見に来てください。

保護者の皆様、やっぱり、やっぱり、やっぱり144は最高です。

6年担任 大久保 亨
     橋長 雄大
     麓 健志郎

 

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