5年家庭科について
5年生
5年生の家庭科の授業を4回終え、そのうち、3回は、「お茶の入れ方」や「ゆで野菜(ほうれん草、じゃがいも)」、「ゆで野菜(もやし)とゆでたまご」というように、実践的実習を取り入れた学習活動を展開してきました。
実践を通して、気づくこと、考えることもたくさんあります。また、友だちと一緒に調理する機会は、学校外でなかなか機会をつくることはできません。だからこそ、学校での調理実習という場は、豊かな学びの場の1つとして、本当に大切だと思っています。
すでに子どもたちは、「1品作るだけでも大変やねんから、お母さんめちゃくちゃすごいんや。」「野菜は茹でると柔らかくなるのに、卵は反対に固くなる!」「順番を考えて調理しないと、時間がかかってしまう」など、本当に多様な視点から、『調理』について考えることができています。
ただし、安全に実習を行うためには、みんなが学びのルールを共有しておくことが必要になります。
昨日の実習のようすを見に来ていた担任の先生も、「これ、、小さな揉め事を起こす余裕もないくらい、それぞれが分担しないとできないシステムですね。」と呟いていたくらい、子どもたちは、頭をフル回転して、協力して、実習に取り組んでいます。だからこそ、出来上がった時の達成感と、時間をオーバーした時の反省が、心に残っていきます。(毎回、最初に、挨拶のことや発表の仕方など、基本的な学習ルールで指導されているため10分くらい授業時間を「損して」いるから、尚更です。)
しかしながら、この4.5月の間に、めざす学びのルールを共有しておくことは、高学年では、本当に大切だと思っています。
もちろん、上手に調理ができているわけではないし、いろんな失敗もたくさんしています。でも、そんな経験を通して、新しい課題に気づき、次は頑張るぞ!と挑戦意欲を高め、また、日々のご飯に興味を持つことができれば、それは豊かな学びの姿だと捉えることができます。
学習参観日に、家庭科の授業をご覧いただくことは、なかなか難しいと思いますので、もし、学校に来られる予定がありましたら、いつでも家庭科の授業をご参観ください。
ただし、子どもたちが、何か困っていたり、うまくできていなかったりしても、「どうやって乗り越えていくのか」、その様子を見守っていただきたいと思います。もちろんその時間中に、乗り越えられないこともあるかもしれません。でも、「乗り越えよう」とする姿があるのであれば、きっと必ず解決への道筋を見つけ出していくであろうと、信じています。
昨日までも、味付けが薄すぎたり、大きく切りすぎて、茹で時間がかかってしまったり、洗い物を溜めすぎて最後に慌ててしまったり、大人が見ていると、つい、「こうしたらいいのに」と思う場面がたくさんありました。
でも、そこから学ぶことができることがたくさんあります。そのような学びを大切にしていくためにも、大らかな気持ちでご参観いただきますよう、お願いします。
ちなみに、来週30日(金曜日)は、調理実習最後となり、茹でるという調理方法を活用して、うどんをつくります。
1.2時間目は3組。3.4時間目は1組。5.6時間目は2組の予定です。(詳しくは学年から配布される時間割をご覧ください。)
来月からは、裁縫に挑戦します。プール学習がはじまるため、曜日が固定できませんが、もし、来校された際に家庭科室で学習しているようでしたら、自由にのぞいて見てください。