学芸会 PART2
PTA広報だより
低学年と同じ日の午後からは、高学年の学芸会が催されました。
4年生は、1組「ほうき乗りの宅急便」、2組「時をかける少女」、3組「ともだちや」と、それぞれのクラスの個性が光る演目です。台本は、先生が考案してくださいますが、大道具や小道具作りはもちろんのこと、演出も子どもたちで案を出し合いながら、クラス一丸となって劇を作り上げました。練習の途中では、「素晴らしい点」や「もっと工夫しようという点」をお互いに出し合いながら、日に日に良い作品へと完成していきました。当日は、笑いあり涙ありの演目に引き込まれ、あっという間にフィナーレを迎えるようなすばらしい劇でした。
さて、「和文化音楽祭 144」と称した5年生の合奏と合唱は、迫力満点でした。
「このメロディ、聞いたことがあるな。」という曲なのですが、アレンジが加えられており新しい曲のように感じました。和楽器を使うことはもちろんですが、足踏みや手拍子、身体をも楽器にしてリズムを作り出しており、144期生の力強さを音楽を通して垣間見ることができました。また、アズキなどを使って音を出しており、「波の音かな?」と思うほど、表現力の豊かに驚きました。パートごとに分かれて歌い上げる合唱では、相手の音をよく聞きながらも自分のパートを正確に歌うことをたくさん練習したことでしょう。とても心地よいハーモニーを届けてくれました。
そして、最後の学芸会となる6年生は、劇「嵐の中の子どもたち」を学年全員で作り上げます。困難なことが起こった時、どのように立ち向かっていくのかをテーマにしています。自分たちの想いを込めて、どう未来へ繋げていくのかを伝えてくれました。6年生は、大道具や小道具を作るだけでなく、演出を考え、当日は照明や音響などの裏方のお仕事も子どもたちで行いました。子どもたち全員の個性が光り輝く姿を見せてもらうことができました。舞台上に全員が集まった時の子どもたちの表情は、まさに「143期 行くよ未来へ 〜大好きな仲間〜」のスローガンを表現していると思いました。
また、6年生は学芸会をスムーズに開催できるようボランティアでお手伝いをしてくれていました。
各学年の演目アナウンスをしたり、低学年の大道具を運んでくれたり、楽器の出し入れをしてくれました。また、緊張している低学年には、「頑張っておいでや」と温かい声をかけてくれていました。
少ない練習時間のなかで、子どもたちは全力で取り組み作り上げた作品は、観ている私たちに感動を与えてくれました。このように子どもたちの成長を感じられる素敵な機会を与えてくださいました先生方に感謝申し上げます。