PTA活動

トリオ活動

トリオ活動は、1年生から3年生で3人1組のグループを結成して、低学年の異学年交流を行っています。

3年生がリーダーとなり、1・2年生をまとめながら校庭やひなまつランドで遊んだり、花壇の花への水やり・草むしりなど、朝の10分間活動しています。

冬晴れの日の朝、元気よく校庭に出てきた子どもたちの姿がありました。

校庭やひなまつランドで活動するグループは、先生からルールや今日の目標を聞いた後、寒さに負けることなく身体をおもいっきり動かしていました。

まずは下級生に楽しんでもらおうとしている3年生の姿から、高学年に向かう準備ができていることを実感しました。しかし、まだ3年生です。「そろそろ僕にもさせて!」と言っている無邪気な様子に思わず笑ってしまいました。

草むしりをしているグループは、「根っこチャンピオン」が表彰されているところに遭遇しました。一番長い根っこを草むしりできたグループの根っこを見た先生と子どもたちは、とても長い根っこに驚き「おぉ!なかなか記録更新できないかもしれない」と、感嘆の声があがっていました。

室内では、プログラミングや読書をしている子どもたちの姿が見られました。

プログラミングは、3人で1台のクロームブックを覗き込み、何やらおもしろいことが起こると楽しそうな笑い声が聞こえてきました。

一方、図書室では各々が本の世界に惹き込まれていました。個人活動のように見える光景ですが、お互いがどのような本を読んでいるのか気にしながら穏やかな時間が流れていました。終了時には、グループごとに先生にご挨拶をして、教室に戻って行きました。教室までの廊下では、お互いに読んだ本のことや何気ない日常のことなど会話が弾んでいました。

今回、お伝えしたのは朝の10分程度を使った日常的なトリオ活動です。イベントとして夏にはトリオフェスティバル、秋にはトリオde ハロウィン、トリオ de クリスマスなど先生方が企画してくださっています。イベントに注目が集まりがちですが、この朝の10分のトリオ活動があるからこそ、トリオイベントが楽しみになっているのではないでしょうか。

入学当初、少し小学校生活に戸惑いを感じている1年生は、年齢の近い2・3年生と一緒に活動する時間があることで「お兄ちゃん・お姉ちゃんと楽しい朝の時間があるから今日も学校生活を頑張ろう」と思えるという子もいるようです。お世話をしてくれるペアの6年生とは異なる身近な上級生がいることは、1年生にとって大変貴重な時間となっています。

また、子どもたちが高学年になった時には、このトリオの絆を再確認する活動が多くあります。クラブ活動や臨海学舎、スキー合宿など複数の学年で活動する際、低学年のトリオ活動で培った「つながり」をもとに更なるすばらしい経験ができると思います。

3年生は、リーダーとして下級生を引っ張っていく大変さを知る一方で、やりがいを感じているのではないでしょうか。また、2年生は、1年生と3年生の間にはさまれて、どのように行動すべきかと悩んだことでしょう。この悩みが翌年、リーダーとなった時に活かされると信じています。リーダーとなった子どもたちの姿を楽しみにしています。そして、1年生は入学してから同級生のみでなく2・3年生と毎日のように共に過ごしてきました。学年を超えた仲間がいる楽しさ・心強さなど様々な想いがあると思います。1年生がどのように成長していくのか、とても楽しみです。

トリオ活動において、1年生から3年生の学年団を超えた先生方にも子どもたちは支えていただいています。とりわけ1年生は、トリオ活動がなければ学年以外の先生には、関わっていただくことが少ないかもしれません。この活動をとおして、多くの先生方に成長を見守っていただけることに心から感謝申し上げます。

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