防災宿泊訓練(前半)
PTA広報だより
本校は、災害時には一時避難場所して指定されております。
防災意識を高め、平時の訓練を通じて災害時に適切な対応が出来るよう、例年実施されている防災宿泊訓練が、今年度も実施されました。
当日は下校時刻に保護者の方々が来校し、校庭にテントを張りました。
その後、2日間の飲み物や、一部の防災食が配られました。
PTA役員の方々が、念入りに準備して下さったおかげで、沢山の参加者がスムーズに受付出来ました。
一方で、先生方は火を熾し、一生懸命さつまいも焼いて下さいました。
日が暮れて少しひんやりしていたので、あたたかい焼き芋でおなかも心も満たされました。
その後、事前に決められた4〜5名のグループに別れ、自己紹介をしました。
非常食のシチューを温めたものを、先生方が夕食としてふるまって下さいました。
「おいしい!」と食べる子どもたちもいましたが、少し苦手な味だという子どももいました。一緒に食べるお母さんから「実際何かあった時、好き嫌いを言っては生きていけないよ。」と言われ、頑張って食べる子どもの姿も見受けられました。
次に子どもたちは、グループ別に、それぞれ3つの活動に参加しました。
1つめの活動では、4年生が準備した動画や工作などを通して、災害時に役立つサバイバル術を体験しました。
焼き芋用に、さつまいもをホイルで巻き、準備する様子。
新聞紙で作る災害時スリッパの作り方、乾電池の代わりになるアルミホイルの使い方、防災バッグの中身の紹介、防災に関するクイズなどを事前に考え、同級生を相手に練習を重ねたのち、防災宿泊訓練に参加した子どもたちに一生懸命説明していました。
2つ目の活動は、夜の学校オリエンテーリングです。
4年生が、前日から図書室に迷路を作ったり、図工室にペットボトルの蓋を使った足つぼ迷路を作ったりして準備してくれました。
そして、各ブースで体験し、スタンプラリーをして、楽しみました。
3つ目の活動では、中学生で防災士の資格を持っておられる出水眞輝さんが、防災講座をして下さいました。
「災害とは何か」「台風・洪水等天気予報で情報を得る」「いつ起きるかわからない地震にどのように事前準備をするか」を、低学年にもわかりやすいようにお話して下さいました。
一日の締めくくりとして、「上野先生によるおやすみリサイタル」が講堂にて開催されました。まず上野先生が、バイオリンで演奏して下さり、その後、田村先生と連弾でピアノを演奏して下さいました。
子どもたちにドラえもんの映画で馴染みのある「スタンド バイ ミー」や、東日本大震災のチャリティーソングである「花は咲く」など、何曲か弾いて下さり、素敵な音色に癒されました。
その後、就寝準備にそれぞれテントに戻り、寝袋で寝ました。
子どもたちが防災活動を学ぶ上で、楽しく、わかりやすく体験出来るように、工夫を凝らして頂き素敵な1日となりました。