伝えるために
5年生
算数の学習では、小数のかけ算・小数のわり算の単元に入っています。
この学習では、式の立て方や筆算の仕方などを中心に学習しています。また、アイテムの計算ドリルを使い、正確性と計算スピードを高める時間も取り入れています。子どもたちは、立式や筆算などの計算スキルの面に関しては、理解が進んでいます。
そのため、知識・技能の習得を重点的に行うのではなく、「なぜ、そうなったのかな」「今までとのつながりはないのかな」「実生活でも生かせるかな」など自分で思ったり、考えたりしたことを他者に伝えることに力を入れています。つまり、今回の学習では、自分の考えを「言語化する」ことを大切にしています。
「言語化する」と言っても、ただ話をするだけではありません。ノートに自分の考えを書くことも言語化の一つとして捉えています。自分だけではなく、見る人にとってノートにわかりやすくまとめること。算数用語をきちっと使ったり、図や絵を用いて説明したりしています。また、他者との交流の際には、自己満足に陥らないように、相手が理解できているかどうかを確認しながら、話をすることも心がけています。
そのような「言語化する」ということを大切にすることで、インプットした知識をアウトプットしようとする意識が、今まで以上に芽生えてきています。
また、聞き方の重要性についても触れ、ただ聞くのではなく、なぜ、相手がそうような考えになったのかを考えるために、「傾聴する」ことが大切あることを全員で再度確認しました。
各クラスが肯定的に、友だちの意見を聞こうとする姿勢ができつつあります。どの教科でもそのような温かい雰囲気で学習を進めていきたいと思います。
今日の143期のナイスショットは、帰る前のみんなの様子です。放課後遊びの姿と、帰る時の子どもたちの様子を撮りました。いい表情ですね♬
靴箱については、「靴をきちんと整えて入れよう、靴箱の上に物を置くのをやめよう。」と靴箱クリーン作戦を進めています。5年生の靴箱は東館校舎の中央の入り口にあり、毎日多くの人が見ています。靴がきちんと揃っていなかったり、だらしなく乱れていたりすると、他の学年にも示しがつきません。また、学校に来られた方もがっかりすることでしょう。今日の帰りも、きちんと靴を整えなきゃと、靴をきちんと揃えて入れている子がいましたよ。
靴箱も机もロッカーも、きちんと整えて、心も整えて、毎日を過ごしていけるといいですね。