初雪のふる日
4年生
国語科の学習では、最後の物語文「初雪のふる日」に入っています。
4年生の集大成として、今まで培ってきた知識を駆使しながら物語を読み解いていきます。
今回の作品は、ファンタジー作品ですので、現実・非現実のちがいを読み解く面白さ、幻想的な世界に浸ることなど、ファンタジーな作品だからこそ味わえる学習になります。
たとえば、「女の子はどこから非現実の世界に入ったのか」という大きな問いがあります。ですが、この問いは、読み手によって導き出す答えがバラバラです。だからこそ、議論が起こります。そして、一人ひとりの読みが違うからこそ、議論が深まっていきます。
もちろん、一人学びではできない学習です。教室でも、子どもたちは必死になって自分の主張を通そうとします。ですが、この時も自分の我を通そうとするだけではなく、友だちの意見や考えを受けて、自分の考えをつなげていこうとしています。その姿は、さすがだなと感心するところです。
家庭学習として、音読の宿題が始まります。保護者の方々にも聞いていただき、「どこからが非現実なのか」「いつ現実の世界に戻ってきたのか」とお子様とお話されると面白いと思います。
読み手の解釈によって変わりますので、ぜひご家庭でもお話をしてみてください。