12.09. マッチを擦るほどの熱い思い。
4年生

理科の実験では、マッチを使いました。

マッチを擦るというのは、子どもたちにとってもドキドキする体験ですが、
同時に、いや、子ども以上にヒヤヒヤしているのが北井先生ではないでしょうか。
「火を使う」ということは、火傷の恐れがあるということです。
火傷は一生傷にもなりかねません。
令和の世の中です。
「危ないから」という理由で、いつ制限されてもおかしくない時代です。
そんなリスクを背負ってでも、子どもたちに驚きや発見に満ちた理科の学習をしてほしい。
そんな、熱く、温かい願いから、放課後には、時間をかけて予備実験や実験準備をしてくださっています。
こうして初めて、子どもたちの手元にマッチが行き渡っているのです。

そんな、見えない気遣いや尽力に、気づき、「ありがとう」を伝えられる人であってほしいなと願っています。
そしてまず、子どもたちの周りにいる私たちが、そうでありたいなと考えています。
今日も、147な姿を見ました。
あれ以降、毎日、昼休みが終わると、中央階段の扉付近に吹き込んだ落ち葉を掃除し続けている147期生ですが、
146期生が「ありがとう!」と、たくさん声をかけてくれるのです。
その言葉も励みに、今日も素早く進んで掃除に取り組んでいました。
