授業のようす4(1の1)
2020年度
今日は、設計図をもとに、すごろくを作っていく時間でした。週末に設計図の続きをかいてきた子もいましたが、途中までかいた設計図があれば、もう作り始められる!という子もいたので、早速すごろく作りスタート!となりました。
このような活動では、必ず「個人差」が出てきます。それは「作り方」であったり、「丁寧さ」であったり、「作業時間差」であったり、いろいろです。(材料にも、個人差が出てきますが、これは大人の支援の差が大きな要因ですので、子どもの「個人差」とは考えていません。)
私たちは、つい「きれいにできること」「丁寧にできること」「はやくできること」を“良し”としてしまいますが、実は、重視したいのは、「没頭すること」「発見すること」です。
低学年のうちに、自分がやりたいことを、自分で見つけ、それをつくることに没頭する楽しさを味わっておくこと。それは、主体的に学ぶ楽しさを味わうことにつながります。
また、お友だちの作っているものから、いいアイデアを発見し、それを自分の中に取り入れたり、そこから新たにひらめいたりする経験。これは、他者(友だち)から新しいことをどんどん学んでいくことです。先生や教科書だけでなく、友だちからも学べる子は、広く学ぶ機会を得ることになります。
ですから、今回子どもたちのようすを
「つくることに飽きずに、どんどんアイデアを取り入れて作業に没頭することができているかな」
「友だちの良いところを発見して、素直に認めたり、取り入れたりすることができているかな」
という視点で見ています。
おうちでも、こんな視点で、子どもたちのようすを見ていただき、そんな姿が見られたら、ぜひ、そこを伸ばしてあげてほしいと思います。