将来の夢はなんですか?
5年生
家庭科の授業では、1・2月は協力・協働という視点から家族や家庭生活について学びました。「すてき時間作戦!」では,自分の生活の時間を見つめなおしながら,時間の工夫をしながら家庭の仕事にチャレンジをし,その振り返りからわかったこと・気づいたことをリーフレットにしてまとめました。また先週からは,家庭科✖キャリア教育として,大学の先生方との研究授業となる授業を進めています。「キャリア教育」というと,主に高校や大学での就職対策に偏りがちになっているのが現状ですが,そうではなく小学生の頃から将来への計画をしっかり立てることが大切である,という課題から生まれた授業になります。今回の授業では,キャリア教育の内容だけでなく,家庭科で学ぶ金融教育を取り入れた,143期の子どもたちに向けた計5時間のオリジナル授業となりました。最初の1時間は3月1日の参観日に実施したので,見て下さった保護者の方々もいらっしゃったと思います。これまでの3時間で,現時点での自分の将来の夢は何か,それを叶えるまでにはどんなルートがあるのか.どのくらいの費用がかかるのか,ということを調べたり発表したりしました。今日の4時間目は,ファイナンシャルプランナーの方に来て頂き,自分の人生もお金も,将来への計画をしっかり立てることが大切であるといった内容のお話をして頂きました。
将来自分が就きたい職業について、まだ決まっていない子や迷っている子も多いため,職業を選ぶための3つの視点を教わりました。1つ目は,世の中には様々な職業があること日本では17,000以上の職業があること,2つ目は職業を選ぶ際の基準や価値観について,やりがいや社会貢献,自分の強みを生かすことやお金などからしっかり考えるということ,3つ目は,正社員や契約社員,個人事業主や会社経営など,働き方にも色々あることを教わりました。わかりやすく野球に例えてみると,野球選手は個人事業主,球団の仕事をしている人は正社員,マスコットグッズのデザイナーは個人事業主が多いこと,スタジアムDJは契約社員が多いこと,球団社長は経営者,観客席でビールなどを売っている人はアルバイトが多いこと,という説明を受けると「オーッ,なるほど。。。」といった子どもたちの反応がありました。そして,大谷選手の目標設定の方法や目標を達成するための計画の立て方についても教えて下さいました。最後に,職業とは一人ひとりの価値観が含まれるものなので,どんな職業にも優劣はありません,ということをきっぱりとおっしゃった先生の言葉に対し,みんな納得した顔をしていました。これまでの学習で,自分が就きたい職業に就くまで,たくさんのお金がかかることを子どもたちは知りました。そして,一生懸命育ててくれる保護者に対し,感謝の気持ちを言葉にする子も多かったです。もしかしたら今回の学習が役立つのは少し先の未来かもしれません。でも,その少し先の未来に子どもたちが考えるきっかけとなってくれればいいな,と思います。
【連絡】
〇卒業式の登校時間について,6年生の登校・受付が9時からとなります。5年生は9時20分を目途に登校をお願いします。また,リーバーの入力も忘れずにして下さい。遅刻は厳禁となりますのでよろしくお願いします。