研究活動

2024.12.05.5年算数「正多角形と円」

<本実践での主張点>

 本実践では,一見複雑なエッシャーの敷き詰め模様の構造を子どもたちで発見し,「これなら自分でもできる」という思いを全員がもてるよう,次のように支援を行う。

○ 具体物を用意し,実際に考えながら手を動かすことで,構造を体感できるようにする。敷き詰め模様がかける形かどうかを調べる際に,方眼用紙に透過処理をした形を印刷したものを配布し,そこに,型をとってかけるように厚紙に印刷した形を配布する。これにより,印刷された模様に実物をあてはめながらかくことができ,どことどこが組み合わさるのかを見つけやすくなると考えた。

○ 子どもの考えを全体で共有する。本時では図を用いて説明をすることが多くなる。形が複雑なので,聞いているだけではわかりにくい部分もあるだろう。実際に図に線をかき入れたり,切って動かしたりすることで,全体で考えを共有しやすくなると考える。

○ 試行錯誤をしやすくすること。ロイロノートに図のデータを送り,そこで子どもたちが画像に線をいれたりかき込んだりすることで,いろいろな場合を試すことが容易になると考える。上記の三点以外のも考えられるが,子どもたちだけでは難しい課題に対して,「自分たちで解決した」とどの子どもにも感じさせたい。

<実際の授業のようす>

 

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